発達障がいの診断・アセスメントについて

🍀発達障がいの診断・アセスメントについてのお話です🍀

最近センターでは、成人の発達障がいに関わる問い合わせが増えています。
「過去にグレーゾーンと言われそのまま何年も・・・」のようなパターン。

当センターでは積極的に検査を行ない、結果を提携病院へ提供して正式診断(希望に応じて手帳交付)に至る道筋を用意しています。
曖昧な状態が続くのは家族にとっても辛いですね。

もちろん検査の結果、発達障がいが否定されることもあります。ネットに氾濫する情報で自己診断し、あるいはクリニックで症状を伝えてすぐに診断されてしまう。過剰診断も好ましくありません。
確かに生来的な特徴と環境因は複合していて判別は難しいものがありますね。検査も一資料に過ぎません。

発達障がいの「グレーゾーン」という場合、単に程度の観点からそう言っている場合もありますが、典型的な3つの型のどれかに当てはまらない「特定不能」も多いように思われます。
不注意とこだわり思考があるが質的コミュニケーションはできるとか、コミュニケーションだけに独特さをもっているとか。
発達の専門クリニックでない場合、しばしばベースは見落とされ、症状として顕在化している部分が診断名としてつけられているケースを多く見ます。
「うつ」「適応障害」「パニック障害」「睡眠障害」「統合失調症」「双極Ⅱ型」など。こうして投薬治療を続けている方。この現状には?がつきますね。

正しい診断がつけばいいというものでもありません。
その方にとって、どのような環境や対人関係を用意するのが適切か。
検査は、対応を検討する上で有用なツールであると考えるのが大切ではないでしょうか😊

お問い合わせはこちらまで→ info@kokoro.gifu.jp

センターの発達心理アセスメントに関しては、こちらをご覧ください。https://kokoro.gifu.jp/%e7%99%ba%e9%81%94%e5%bf%83%e7%90%86%e3%82%a2%e3%82%bb%e3%82%b9%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%83%88